フォトカプラ 解説
どうも、貧乏人です。
今日はフォトカプラの解説をしていきたいと思います。
前に解説したデジタルアイソレータと似た性質を持っています。
1次側と2次側を絶縁して信号の伝達を行います。
デジタルアイソレータではコイルやコンデンサを用いて、信号のやりとりを行いましたが、フォトカプラでは光を用いて信号の伝達を行います。
一般的にはフォトカプラは1次側がLED、2次側がフォトトランジスタの構造を持っています。
1次側に電流を流すことで、LEDが光ります。その光をフォトトランジスタが受け取ることで、デバイスが動作します。
フォトカプラはデジタルアイソレータと違い、以下のようなメリットを持ちます。
・デジタルアイソレータよりもノイズ耐性が高い
・デジタルアイソレータよりも絶縁性が高い
フォトカプラとデジタルアイソレータの比較は、下記リンクをご参照ください。
(デジタルアイソレータの時に解説したページと同じです)
フォトカプラと比較したときのデジタルアイソレータの利点として以下が挙げられています。
- 経年劣化が小さく寿命が長い
- 絶縁破壊電界値が高い
- コモンモード過渡電圧(CMTI)が高い
- 伝播遅延時間が短いため、(立ち上がり時と立下り時の遅延時間がほぼ同じ
- 動作温度範囲が広い
- 絶縁部の構造が2チップ構成なので、破壊しても入出力がショートする可能性が低い
上記のリンクではデジタルアイソレータと比較したときの利点として、絶縁性が高いことが挙げられています。